介護職員初任者研修とは

日本は超高齢社会を迎え、介護のニーズは年々高まっています。 高齢化が進む中、介護へのニーズは多様化、高度化が求められています。

厚生労働省の発表によると、2025年には253万人の介護人材が必要と推計されており、 介護の担い手は圧倒的に不足しています。全国的にも不足していますが、 とくに東京や神奈川、埼玉などの首都圏の人材不足が深刻で、今後も介護職員のニーズが増えていくのは確実です!

そのなかで、介護職員初任者研修は、介護で働く人にとっての入口となる資格です。

ホームヘルパー2級との資格の違い

介護の資格取得を目指して、資格について調べているなかではじめに疑問に思うのが「介護職員初任者研修とホームヘルパー2級の資格の違い」ではないでしょうか。

ホームヘルパー2級は現行制度では廃止され、介護職員初任者研修が新たに設けられた資格という位置づけになっています。

(2013年4月から「ホームヘルパー2級」の資格は「介護職員初任者研修」という名称に変わりました)

資格制度が変更された背景

これまでは介護の国家資格である「介護福祉士」を目指す場合、 最初に取得した資格とは関係なく、「ホームヘルパー2級から取得」や「介護職員基礎研修から取得」など、 さまざまな取得経路があり、複雑でわかりにくいものでした。

そこで、介護業界のキャリアパスを現在よりもわかりやすく、 介護の仕事を生涯働き続けることができる見通しを持てるようにするため、制度が変更されました。

【旧制度】
旧介護のキャリア
【現行制度】
介護のキャリア

今後は、新設された「介護職員初任者研修」からスタートし、「介護職員実務者研修」から国家資格「介護福祉士」へ、そして「認定介護福祉士(仮称)」というようにステップアップがわかりやすくなりました。

このように、新制度においての介護職員初任者研修とは、介護で働く人にとっての入口となる資格です。

介護職員初任者研修のお仕事

介護の主な仕事は、入浴、着替え、食事、排泄の介助、体位変換をする「身体介護」、掃除、買い物、調理、洗濯などを手伝いをする「生活援助」があります。

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介護の仕事の職場は、おもに以下の3つに分けられ、主となる仕事はやや異なっています。

介護施設

介護の職場としてイメージされるのは、こちらの介護施設ではないでしょうか。

一般的には「老人ホーム」という名称でひとくくりにイメージされがちですが、介護施設の種類は多くあり、有料老人ホーム、グループホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、さまざまです。 各施設の特性にあったサービスを提供し、安心した生活を送れるようサポートします。

個人宅

「訪問介護」、「ホームヘルパー」とも呼ばれます。

サービス内容としては、食事の補助、更衣介助、入浴介助、通院の介助などです。 生活援助サービスとして、調理、掃除・ゴミだし、買い物や薬の受け取り、洗濯なども行います。

病院

介護職は上記の個人宅や介護施設以外にも、病院で勤務する場合もあります。

院内ヘルパーとして、医療機関(病院・診療所など)で医師や看護師の指示のもと、ベッドメイキングや食事の配膳・下膳、患者さんの搬送などをサポートします。

介護職員初任者研修の雇用形態

介護の仕事の特徴は、自分のライフスタイルにあった働き方ができることです。

老人保健施設や養護老人ホーム等の福祉施設の介護スタッフとして働くのはもちろん、 ホームヘルパーとして週に数回のみ勤務したり、夜勤を多めに入れてしっかり稼ぐ、 といったような働き方が出来ることが魅力です。

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働き方は、常勤と呼ばれる正社員と非常勤と呼ばれるパートやアルバイトなどがあり、 自分のライフスタイルに合わせて勤務形態を選ぶことができます。

常勤と呼ばれる正社員

フルタイムでの就業が基本となります。

常勤だと派遣先を決めたりパートタイムで働く人たちのスケジュール管理を行なうコーディネート業務や、 24時間巡回型のお仕事が中心となります。給料は雇用形態にもよります。

非常勤と呼ばれるパートやアルバイト

訪問介護(ホームヘルパー)に多い雇用形態です。

非常勤の仕事は訪問介護や施設での勤務が主な仕事になります。 また派遣事業所などに登録して仕事を紹介してもらう登録制もあります。 給与は資格、経験などによって幅がありますが、週当たりの勤務時間は少ないため、 家庭との両立を図りやすい働き方になります。

常勤と非常勤の給与の違い

介護職員初任者の給与は実務経験、夜勤の有無などによって幅があります。 施設等での常勤の場合で月給17万~25万円、 訪問介護などのパートの場合で時給1200円~1500円ほどの場合が多いようです。

需要が高い介護の仕事は、上記のいずれの雇用形態でも非常に多くの求人が出されていますので、 「介護職員初任者研修」の資格を取得すれば、すぐに仕事に役立てることができます。

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